美しい花を咲かせるコツ

ガーデニングする人

姿を整えるための剪定作業

花を鑑賞するために育てる園芸植物にも多くの種類がある中で、キクは最も古くから愛好されてきた植物の1つです。日本には奈良時代に栽培種が導入されたと言われており、江戸時代には各地で品評会が開かれるほど活発に栽培されるようになりました。現在でも秋には全国各地で菊花展が開催され、多くの愛好家が出品して腕を競い合っている光景が見られます。キクを栽培するには鉢植えと地植えという2種類の育て方があり、品評会に出品する目的では鉢植えを選択します。キクの育て方にはいろいろなテクニックが知られているため、初めて挑戦する人にとっては難しいように思われるかもしれません。とは言えある程度のコツを覚えれば誰にでも栽培できるため、キク作りはガーデニングの中でも根強い人気を持つ分野となっています。キクは種から育てるのが難しく時間もかかるため、販売店や造園業者などを通じて苗を購入するのが一般的です。栽培に成功すれば挿し木の手法で増やすことも可能になりますが、より美しい花を求めて新たな品種の苗を買い求める人も少なくありません。最もポピュラーな三本仕立ての大菊を育てるには、専用の鉢と支柱・輪台といった道具を購入する必要も出てきます。キクの育て方でも土の選択と肥料は特に重要なため、品評会で上位入賞の常連となっている人の多くはこの方面でも造園業者などのサポートを受けているものです。知識のある人は赤玉土や腐葉土等を使って土を調合していますが、初めて栽培する人はキク栽培専用に売られている用土を利用するのが無難です。肥料にも米ぬかや油かすなどが昔からよく使われており、現在では専用の乾燥肥料から液肥に至るまでが市販されています。キクの育て方で最も技術を要する剪定は、脇芽を多くして花数を増やすためにも欠かせない作業です。手間をかけて栽培したキクが大輪の見事な花を咲かせたときには、何物にも代え難い喜びが得られるのです。